金村修
Concrete Octopus |
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写真のなかの事物は、静かに退却している。これらの事物に何も起こるはずがないと思えるかもしれない。
しかし、こう感じることのなかに休息はない。なぜなら、イメージを提示する抽象化された狂乱のなかに捕
らえられていてもなお、事物は我々と同様に沈黙しつつ未来を求めているからだ。——クリス・フジワラ
発行:2017年11月 国内発売予定:2017年12月19日 編集・発行:Osiris/Pierre von Kleist Édition 総頁数:88ページ 収録写真:モノクロ 40点 体裁:A4判変型(300 x 189 mm)、ハードカバー 国内定価:4700円+税 収録テキスト:クリス・フジワラ「退却しつつも、休息はなく」(和英併記) 金村修の2011年から2013年に至るモノクロ作品で構成された本書は、東京のOsirisとポルトガルのリスボンを拠点にする出版社、Pierre von Kleistによる、初めての共同出版プロジェクトとして実現した。東京在住の映画批評家、クリス・フジワラがテキストを執筆。金村修の写真のロジックを読み解き、新たな見方を提示している。日本での販売はOsirisが、欧米での販売はPierre von Kleistが行います。 金村修『Concrete Octopus』出版記念トークイヴェント」を2017年12月19、20日に、恵比寿のPOSTにて開催しました。詳しくは、こちらをご覧ください。 |